antwarp

What you can read

trap

2018-08-26 Sun 00:47

 

帰ってきてから見たんだけど、アトランタのミュージックシーンを知るための資料。

 

 

3年くらい前のVICEの番組で、トラップについての背景が語られている。全10回のシリーズで、後半にはボクがライブを見たEtherealも出ている。

 

 

これが全てとは言えないけど、確かに存在するリアルなわけで、ボクたち日本人の想像もつかない世界なのだなと思う。

 

 

まあ興味ある人は見てみるといい。

 

 

 

 

 

Atlanta vol.8

2018-08-14 Tue 20:43

 

最終日かつライブの日。

 

 

この日も昼間は観光。まずはズーアトランタに行って動物を見て、コンテンポラリーアートを見にハイ・ミュージアムに行った。真っ白な建物が美しく洗練されていた。LAのゲッティセンターと同じデザイナーによる建築らしい。

 

 

非常に残念なことに改修中で常設展は見れなかった。特別展示でアウトサイダーアートの軌跡をやっていた。一番気に入ったのはハワード・フィンスターという人の絵画で、トーキングヘッズやR.E.Mのジャケットも手がけた人らしい。もともと牧師で50歳になって突如神の啓示を受けて芸術活動を始めたというぶっ飛んだ人だ。

 

 

アメリカにしては珍しく鑑賞する時の距離について警備員が細かに指導している美術館だった。

 

 

その後ショッピングモールのアトランタステーションに行って遅いランチを食べた。コリンから6時30入りと聞かされていたので、少し早めに家に帰って準備しようと帰ろうとしたら、突然の激しい雷雨に見舞われた。

 

 

アトランタにいる間、しょっちゅう雷雨にあった。ゲリラにも程があるというほど激しく、1日続くかと思ったら突然止む。雨と渋滞でなかなか家に着かずハラハラした。やはりライブの時はリラックスして臨みたい。

 

 

家に戻ってすぐに準備して会場へ。昨年できたばかりというSIDE BARは2フロアになっていて、ボクはVLSC Recordsのクルーと上のフロアでプレイした。最初の2時間くらいはコリンも含めて3人でVLSCのメンバーがDJをやった。次第に客が増えていってよき時間でボクの出番となった。

 

 

ボクの場合はDJと違ってシンセやエフェクターを自前で持ち込んでいるので、機材の入れ替えが必要だ。ライブハウスでやるときはあらかじめボードの上にセッティングして、順番が来たらボードごと運ぶようにしているが、ブースが狭いのでその場でやるしかない。ある程度は事前に設置していたんだが、各機材の位置を微妙に変えざるを得なかった。

 

 

なんとかやりくりして演奏開始。マスク男が変わったビートの音楽をやり出して、不思議に感じたことだろう。観客の反応は興味津々の人とどう反応していいか分からない人の半々といった感じだった。

 

 

後で気がついたが、基本的に黒人は黒人のDJでしか踊らない、白人はどんな音楽にも興味があって楽しむ傾向がある。人口の半分以上が黒人のアトランタでは、トラップミュージックなどの黒人DJでないと踊り狂わせるのは難しいのかもしれない。

 

 

それでも日本でやる時に比べて確かな手応えはあったし、多少の修正はあったとしてもボクはこの路線で行こうとさらなる確信を得た。すぐに次の曲を作りたいという気持ちでいっぱいになった。

 

 

本番を終えて、コリンが別の会場で友達がプレイしているから行きたいと言ったのでついて行った。そこはまたさらに新しい発見だった。

 

 

クラブの名前は忘れてしまったが、今まで行ったどこの会場よりも激しいダンスをしている。DJはManara。そしてみんな格好が奇抜だった。コリンが仲間と話をしに行っている間。フロアの中央で楽しむことにした。あまりの激しさに圧倒された。

 

 

客がどんどん中央に向かってダンスして来ては入れ替わる。向こうから知った顔がやって来た。リトル・ファイブ・ポインツで会った黒人の女の子だ。向こうも覚えていてハグされる。汗でびっしょりで一瞬うわっと思ったが、変な匂いやベタつきはない。そしてその身体は男並みにがっちりしていた。

 

 

その後も次々と奇抜な人たちが現れる。マッチョな身体に網目のトップスを着た男が現れた時に、さすがに鈍感なボクでも分かった。ここはそういう人が多いクラブなんだと。

 

 

今まで行ったどこのクラブよりも激しかったが、危険なことは何もなかった。ひたすら音楽に酔いしれ激しくダンスする。そしてみんな奇抜な格好だがめちゃくちゃオシャレだった。

 

 

日本ではLGBTなどで話題になっているが、ここではより自然な形でみんな生活していた。実は今回初めて会ったミュージシャンの1人もトランスな人だった。彼女も感覚の研ぎ澄まされた人で、その音楽を尊敬せずにはいられなかった。

 

 

そんなわけで毎日刺激的な日々を過ごした。アトランタは本当にリアルな音楽が感じられる場所だ。日本にもこういう場所をもっと増やしていかなきゃいけないと思った。海外の真似ではなくてボクたちなりのリアルを表した場所を。

 

 

家に帰ったらコリンが最後の食事を作ってくれた。ベーコンエッグだ。彼のホストっぷりがとても嬉しかった。アジア人が少ない場所で、ミュージシャンの1人としていろんな会場に出入りして楽しむことができたのは、彼と仲間の音楽愛の賜物だ。そのうちなんらかの形で彼らにはお返しをしたい。Thank you so much, ATLANTA! おわり

 

ハイ・ミュージアム

 

 

ハワード・フィンスター

 

 

Skybison a.k.a Dylan

 

Charolastra a.k.a Peter

 

Mull a.k.a Colin

 

 

 

 

 

 

 

Atlanta vol.7

2018-08-14 Tue 01:11

 

前日の夜、コリンが「明日は仕事がないから観光に連れて行く」と言っていたんだが、なかなか起きてこなかった。

 

 

少し待ったが、疲れているんだろうなと思って1人で家を出た。行き先はファーンバンク自然史博物館。ここのウリは大きな恐竜の骨格標本。様々な生物に関わる企画も展示方法が工夫されていて面白い。この時は、様々な時代・国の食生活が食品サンプルで再現ており、フビライ・ハーンより貧しい食生活をしていることにちょっとショックを受けた。

 

 

3DシアターでBBCの映像を見ていると、コリンから連絡が入る。迎えに来てもらって、ボクが注文していたアメリカ南部料理を食べにBBQに行くことになった。

 

 

てっきり網やコンロを貸してくれる所でバーベキューするのかと思っていたが、普通のハンバーガー屋のような佇まい。メインとなる肉の種類やサイドメニューを選んで店員が作ったコンボセットを運んでくるようだ。それにしても相変わらずサイドメニューに野菜がない。唯一コールスローがあっただけで、残りはフライドポテトやオニオンリング、マッシュビーンズなどだ。スモークチキンとリブのフライ、コールスローとオニオンリングを頼んだ。

 

 

運ばれて来て驚いた。フライされたリブが4つにスモークチキン1つ、器いっぱいのコールスローに肉より大きなオニオンリングが5つ。パンもついている。1日1食でも一度では食べられない量だ。オリジナル・スイート・ビネガー・スパイシーの4種類から好きなソースをかけて食べる。うん、料理というか焼いたり揚げただけだよね、と思ったが、これがアメリカンスタイルなのだと無理矢理納得した。たいして会話もせず一心不乱に食べたが半分以上をボックスに入れてお持ち帰りすることになった。

 

 

その後はリトル・ファイブ・ポインツという日本でいう下北沢みたいな所に行ったり、コリンおすすめの公園やショッピングモールに行った。とにかく1つ1つが離れているので、車で移動して駐車スペースを探しての繰り返し。街中で歩いている人が少ないなと思ったら、みんな車で移動して公園に行ってジョギングなどしているのだ。

 

 

夜はいよいよボクも出演した808festの第1夜。昨日と同じ会場でメインアクトでRas Gが出演した。最初の方に地元のトラックメイカーが数人プレイし、最後にRas Gが出てきた。

 

 

この日の出演者はみんなインストのトラックメイカーだった。ほとんどの人が同じテンポ・同じビートで自分のトラックを流すため、途中で飽きて帰る人が多かったようだ。Ras Gが出て頃には客が半分くらいになっていた。

 

 

前日はものすごい盛り上がりだったのに、ネームバリューではあんまり惹かれないようだ。この辺も日本とは違う気がした。Ras Gの前2人がいまいちだったのが大きかった。その2人もアトランタでは有名なトラックメイカーのようなので、1つ前の記事でも書いたように観客のリアクションを見て、次回すぐに修正してくるんだろうなと思う。

 

 

ライブは楽しかったが2人とも随分やられて終了。つづく

 

 

肉より大きなオニオンリング

 

 

 

 

リトル・ファイブ・ポインツの有名なレストラン、ヴォルテックス。ちなみにこの辺りはホームレスやヤク中が多いのであまり写真が撮れない。

 

 

 

 

 

Atlanta vol.6

2018-08-12 Sun 12:50

 

今回の滞在はコリンの家に泊まらせてもらえるということだったので、あまり服を持って行ってなかった。

 

 

一軒家なので当然洗濯できるだろうと思って気にしていなかったのだが、どこを見渡しても洗濯機がない。不安になって聞いてみたら、ないと言われた。え、どうしてるの?と聞いたら、彼もルームメイトも親の家や友達の家に洗濯しに行くらしい。

 

 

わざわざ洗濯しに車で人の家に行くのかよ!って感じだが、そこは車社会アメリカということらしい。別に彼らが特別なことでもない様子だ。

 

 

そんなわけで、急遽洗濯の日になった。コリンが仕事に行くついでにspeak easy promotionに行って社長のブランノンの家で洗濯することになった。

 

 

この時になって初めて今回のライブの仕掛け人がブランノンであることを知る。彼はアトランタで10数年前にプロモーション会社を立ち上げ、大物を呼ぶようになったアトランタミュージックシーンの重要人物なのだ。何気なく握手してた彼がそんな人物だと知らなかった。しかも洗濯させてもらったりなんかして。

 

 

彼の仕事場を見学させてもらって、終了後は地下鉄に乗って観光に繰り出した。初めての地下鉄だ。MARTAといってアトランタの東西南北を繋いでいる。日本のSUICAやPASMOのようなカードにチャージして乗る。

 

 

この日はまずレノックス・スクエアというショッピングモールに行った。割と高級なブランドが入っているモールだったが特に買うものもないので、地下のフードコートでランチを食べて終了。ウーバーに乗って不思議な観光名所へ移動した。

 

 

アトランタ・ボタニカル・ガーデン。植物園だ。ここは広大な敷地を誇る庭園と植物で加工したオブジェが魅力。なぜそんなにまでしてオブジェを作る必要があるのかはよく分からない。お化け屋敷のように突然設置されていたり、熱帯の植物は暗闇と霧の中で育てられていたり、不思議な場所。これについてはまた別途記事を書きたい。

 

 

夜はスピークイージーの手がけるイベントへ。メインアクトはLil Ugly Mane。知らなかったがすごい人気だった。実はその日出演したLord Narfの方がボクのお目当てだった。アップルミュージックでたまたま出会って気に入ったAwful Recordsのアーティストだったからだ。しかもAwfulのカリスマ、Etherealも一緒だった。ネットで出会ったローカルなアーティストを実際に見るのはなかなか興奮する。実際のライブは音源と全く違ってかなりアグレッシブだ。

 

 

コリンとも話したんだが、アトランタが面白いのは観客の盛り上がりがすごいところだ。自分が好きな音楽に対してみんなクレイジーになる。そしてDJは観客の反応をダイレクトに感じて、どんどん自分のプレイを修正していく。それが音楽の現場主義を産み、常にホットなものは現場にあるという共通認識をつくっている。

 

 

これはニューヨークでも見られない傾向らしい。あいつらは腕組みして聴いている、とのことだった。昨年コリンと渋谷のクラブに行った時に、「なんでみんなフロアで話をしてんだい?」と言っていたのを思い出した。後にも感じたが、クラブはダンスしてエネルギーを発散させる場所。日本のクラブがファッションだと言われるのも分かる。

 

 

日本をディスるつもりはないんだが、大事なのは現場主義と大好きな音楽に自由に身を委ねる姿勢だと思う。それが音楽を常にホットなものにするし、生活に密着した大切なものにする。まあ一方でアトランタは、もっとメディアを使えばビジネス的に成功しそうな人がたくさんいて、それもどうなのかという感じだが。つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Atlanta Vol.5

2018-08-09 Thu 01:10

 

アトランタの観光。

 

 

ニューヨークやロスと違って、アトランタという名前は聞いたことがあっても何があるのか全く分からない。オリンピックがあった場所ということくらいしかボクも知らなかった。

 

 

コカコーラやCNNの本社があるとか、南部を代表する都市だとか、南北戦争の地だとか、マーティン・ルーサー・キングの公民権運動とかってことは出てくるが、実際あまりピンと来ない人が多いと思う。ガイドブックもだいたい他の地域と一緒にされている。

 

 

とりあえずアトランタに行ったら誰もが行く観光地、ワールド・オブ・コカコーラと世界一大きい水族館であるジョージア水族館に行った。ここでも驚いたのは日本人が全くいないこと。ほとんどアメリカ国内からの観光客だった。

 

 

ワールド・オブ・コカコーラではコーラの歴史をたくさん学ぶことができる。だが、そんなことより楽しいのはコカコーラ社が世界中で提供しているご当地ジュースの試飲だ。南・北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカの地域に分かれたドリンクバーで数十種類のジュースが飲める。日本からはベジータベータという、あまり見たことないジュースが紹介されていた。

 

 

アフリカ以外はイケるだろうと思っていたら、意外なことにアメリカがまずい。薬みたいな味のソーダがあった。アフリカは、かき氷のシロップという感じだった。

 

 

ジョージア水族館は美ら海水族館を大きくしたイメージ。実際設立時には美ら海を参考にしたらしい。素晴らしい施設だったが、特に記すことはないので省略。

 

 

この日もuber大活躍で、相乗りで移動しまくった。コリンがいる時は車で連れて行ってくれるんだが、彼も小刻みに仕事が入っているので、日中はなるべく世話にならないようにした。

 

 

夜はVLSC Recordsの創設者ディランのバンドのライブへ。ポストロックとエレクトロミュージックのクロスオーバーのような音楽をやっていた。ディランはとても明るい性格で動き回って喋っていた。

 

 

その夜一番の発見は最後のバンドSafari Williamsだ。なんだか作務衣みたいな服を着てる奴がいるなと思ったら、このバンドのメンバーだった。バカテク・キメキメのバンドでテンションが上がった。だがコリンもディランもこの日初めて知ったらしい。こんなバンドがあまり知られることもなく、小さなライブハウスを回っていたりするところが恐ろしい。どこかがプロモーションすれば一気に有名になりそうだった。

 

 

後で作務衣男に話しかけたら、「日本から来たのか!じゃあこの服好きかい?」なんて聞いてきた。ボクは作務衣を着たことがないし、別にカッコイイと思って着られていたわけじゃないと思うが、なんとも答えようがないのでイエスと言っておいた。つづく